ペットフードリコール騒動のまとめ

 
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ペットフードリコール騒動 時系列
 

2007年3月16日。
アメリカで「メニューフーズ社が製造したペットフードに殺鼠剤が混入」という、衝撃のニュースが報じられました。

その後のFDA(アメリカ食品医薬品局)の調べでは、ペットフードから殺鼠剤は検出されませんでしたが、今度は肥料や樹脂の成形に使うメラミンが検出されたのです。

 

 

18日には日本でもこの件は報道されたけど、
事件の大きさに比べると、扱いは非常に小さなものだったよね。
ネット上では一時騒然となったものの、テレビや新聞を主な情報源にしている人たちにとっては、ほとんど目にとまらないような扱いだったよ。

 

 

調査が進むにつれて、ペットフードの原料として中国から輸入した小麦グルテンと、ライスプロテインにメラミンが混入していたこと発覚。

混入というと、なにか誤って混ざってしまった印象を受けますが、原材料をメニューフーズ社に納入していた中国の業者が意図的にメラミンを入れていたことがわかり、最初は「濡れ衣だ。厳重抗議する」と逆ギレしていた中国政府も、最終的にはこれを認めました。

なぜ中国の業者はメラミンを原材料に混ぜたのかというと、
メラミンを小麦グルテンやライスプロテインなどに入れることにより、タンパク質の数値を高めることが出来るんだ。

つまり、良質な原材料として偽装が出来るってわけだね・・・

 

メニューフーズ社

各ペットフードメーカーから、フードの委託製造を請け負っている、カナダの製造会社のこと。
FDA

アメリカ食品医薬品局。
食品や医薬品、化粧品、医療機器、動物薬などの許可や違反品の取締りなどの行政を専門的に行うアメリカ合衆国の政府機関。
メラミン

窒素を含む低分子化合物で、結合剤、難燃剤、食器製造におけるポリマー成分などとして工業的に広く使用されている。
ライスプロテイン

米から抽出したタンパク質。

小麦グルテン

小麦粉から澱粉質を除き、残ったタンパク質のこと。

 

▼ 問題の業者のインタビューです

中国の北方にある都市、石家荘市にあるthe Kaiyuan Protein Feed companyのワン・ジャ ンフィ(Wang Jianhui)マネージャーは、メラミンの毒性効果を軽く見ていた。

「我々はおよそ15年間、メラミン飼料の生産を行っており、我々の顧客からは好意的な反応を受けてきた」
と、同氏が電話でAP通信に話した。

「適当な量のメラミンを使うことは動物を傷つけない。弊社製品は非常に安全である。間違いない」
AP通信は、中国ではメラミンを使う習慣が広範囲にわたっていると報告するが、この化学製品は北アメリカでは禁止されている。

CTA News

 

 

中国の業者のインタビューを読む限りだと、メラミンがいったいどういう物質なのかまったくわかっていないようです・・・
メラミン入りの肥料を納入している先から「好意的な反応」を受けていたって・・・ そりゃ、良質なタンパク質を含んでいるように見せかけているわけだから、偽装されていることを知らない相手にしてみれば喜ぶさ。

 

 

中国の業者にとっては安全やモラルよりも金儲けが第一だから、今回のような事件も起きるんだ。
悪質な粉ミルクが出回ったりして60人以上の赤ちゃんが犠牲になったり、
タンパク質がまったく含まれていない偽の血液製剤が出回ったり、
エイズウィルスが付着した使用済みのつまようじや、使用済みの生理用品を回収して紙ナプキンとして再生させて大腸菌が結核菌が検出されたり・・・

人間用の食料品や医薬品でこのレベルなのだから、ペットフードなんてもうどんな扱いをされているかわかったものじゃないよ!

 
中国のモラル

偽物の塩が出回ったり、下水から食用の油を作ったり、子供向けのぬいぐるみのなかに使用済みの注射針などのゴミを詰め込んで出荷したり、完全にモラルは崩壊している。
 
 

さて、ここで気になってくるのがやっぱり、
「うちのペットにあげてるフードは大丈夫なの!?」
ということですね。

 

 

うんうん!
うちは獣医師会が推奨する、例のプレムアムフードだから大丈夫かな・・・

 

 

・・・・・・。

 

 

えぇっ・・・うそ、そんな!

 

 

とにかく、リコールのリストを見てください。
膨大な量なので、別のページに用意してあります。

 

 

ほんとに膨大な量だ・・・それに、うちのペットフードもありました・・・

 
獣医師推奨

例のプレミアムフード。
獣医師が推奨する割には、エトキシキンなどの危険な物質が添加物として入っていたりすることで、なにかと話題に上る。
テレビの有力なCMスポンサーでもある。
リコールリスト

FDAが発表したペットフードの回収リスト。しかしFDAが正式に発表していないフードからもメラミンやアセトアミノフェンなどの化合物が検出されるといったことが起きているので、このリストに載っていないから安心、とは言えない。
 
 





アメリカで中国産の原料で作られたペットフードを食べて犬や猫が相次いで死んだ問題で、このペットフードが日本にも並行輸入されて販売されていたことがわかり、農林水産省では、製品の回収を徹底するよう輸入業者や小売店の団体に呼びかけています。

この問題は、アメリカで中国産の原料で作られたペットフードを食べて犬や猫が相次いで死に、原料から有機化合物のメラミンが検出されたものです。農林水産省によりますと、ペットフードを製造したアメリカのメーカーから正規の代理店を通じて日本に輸入された製品はほとんど回収されていますが、正規代理店を通さずに日本に並行輸入された製品が国内で販売されていたことがわかりました。

販売されていたのは、アメリカのウォルマート社のドッグフード「オルロイ・ドッグ・フード・グルメ」のうち、賞味期限が来年の11月8日から再来年3月7日の間のものです。販売していた小売店では、ことし4月から今月にかけて、この製品を100個余り売ったということで、農林水産省では、ほかにも販売した店がないかどうか調べるとともに、輸入業者や小売店の団体に対して回収を徹底するよう呼びかけています。

愛犬のミニチュアダックスフンドのチェロキーのブログ

 

12日の夜のNHKニュースで、上記のような報道が流れました。
NHKの他にはTBSやフジテレビがこの件を取り上げ、翌日には新聞社などのサイトにも載り、ペットフードのリコール事件は一気に日本中を駆けめぐりました。

 

 

回収されたペットフードは宮城のホームセンターで販売されていた、ウォルマート社のドッグフード「OL'Roy Dog Food Gourmet」の150グラム入りのもので、賞味期限が2008年の11月8日から2009来年の3月7日までの商品だそうです。

 

 

この「OL'Roy Dog Food Gourmet」以外は、
ニュートロの一部の商品が日本でもリコールの対象となっているけれど、まだまだ余談を赦さない状況・・・

アメリカの場合もそうだったけど、「うちのフードは大丈夫、大丈夫」と言ってるそばからリコールの対象として飲み込まれていったからね・・・

 
ウォルマート社

つい最近、ウォルマート社で売られていたペットフードからサルモネラ菌が検出されたました。
並行輸入

正規の代理店を通さず、独自のルートで商品を買い付け輸入すること。
 

 

86 名前:わんにゃん@名無しさん 投稿日:2007/04/14(土) 02:24:19 ID:Zw5awjb+

日本ヒルズのサイトから3月19日付けで書かれたニュースリリースのリンクが消えた…

記事自体はWeb上にあるようだが、もういいだろ、ってこと?
ずーっと前のBSEの件はまだリンクあるのに何だよって感じ
殺鼠剤混入の報道があった後の追加記事もなかったし、
最初の記事が早かったからもうちょっと信用してみようかと思ってたけどやめようかな。

87 名前:わんにゃん@名無しさん[] 投稿日:2007/04/14(土) 02:29:54 ID:J6FdBlEX
>>86
今南アフリカでリコールされているのがヒルズサイエンスとロイカナ、
現在進行形で北米でもリコールされてるし、
安全宣言も出ていないのにもう火消し工作なのか?

2ちゃんねるの【毒入り】 ペットフードのリコール 3 【危険】スレから

 

毒性のある化合物がフードに混入ということで騒然となる中、サイエンスダイエットを販売する日本ヒルズ・コルゲート株式会社が、なぜかリコールの告知ページを公式サイト上から消しました。

正確にいうとページ自体は残っていたのですが、公式サイトからのリンクすべてを消去したのです。
たとえるなら部屋は残っているけれど、ドアはコンクリートで塞いでしまったような状態。

 

 

なぜ告知ページへのリンクをサイト上から消去したかということについてヒルズに電話をした人によると、

ヒルズ「ページを見ている人がいないと思って消した。隠蔽ではない」

と回答したっていうから、また驚きだよ。
日本ではほとんど情報が出て来ていないし、報道もされていない状況で、メーカーのリコール告知のページを「見ている人はいないと思った」ってさ・・・もう開いた口がふさがらないよ!

 

 

メーカーに対しての不信感といえば、ナチュラルバランスも最初はライスプロテインは使用していないと言っていたし、ペットフードのパッケージの原材料欄には表記されていなかったけど、結局あとになってリコールの対象として飲み込まれていったときに嘘が発覚してしまったんだよね。

 

 

ヒルズやナチュラルバランスに限らず、今回のリコール事件は各ペットフードメーカーの不誠実さがとても目立って見えてくるよ。

 
2ちゃんねる

言わずと知れた匿名巨大掲示板。
貴重な情報も多いが利用する際には心眼が必要。
犬猫板のリコールスレで質問等する場合は、まずは過去ログを遡って読んでから。